不離脱現象2
1.不離脱現象の応用
不離脱現象1で不離脱現象の条件と性質を示しました。
条件は総人数27人以上、性質は何をやっても仲間が外れない、というものでした。
ここでは、不離脱現象を活用した技を紹介します。
2.キャラ増殖(上級編)
キャラ増殖の続編です。不離脱現象を使うことではじめてできるようになるものを集めました。
なお、増殖が成立すると確実に総人数が28人以上になるので、セーブ&リロードと同時にキャラデータが消失します。
ミューズの増殖
ミューズを最大2人(増殖1回)にすることができます。
相方(?)のシャールは不離脱現象なしで増殖できますが、不離脱現象を使うことでミューズも増殖できます。カップルを2組作ることも可能です。
まず、「総人数26人以上、パーティーは3人(ダブルカップルを作る場合は2人)以下」の状態で、シャールに話し掛けてピドナ王宮のイベントを開始します。
イベント開始と同時にシャールが新規加入するため、総人数が27人以上となり、不離脱状態となってます。
無事イベントに入ったらそのままミューズと合流します。(新規加入、総人数+1)
悪鬼を張り倒した後、夢から覚めると、パーティーにミューズがいるのに、ベッドのそばにミューズがいます。
彼女を仲間にすると、ミューズ増殖が成功します。(総人数+1)シャールも仲間にできれば、ダブルカップルの完成です。(総人数+1)
神王の塔イベントでの増殖
任意のキャラを最大4人(増殖3回)にできます。増殖するキャラを自由に選べるのが最大の特徴です。
まず、総人数26人の状態で仲間を全て外します。
次に、加入制限にかからないキャラを仲間にして不離脱現象を起こします。(総人数+1)
その後、増殖したいキャラを仲間にして神王の塔に突入します。
つまり神王の塔に3人で入るわけです。
仲間と別れる場面では見かけ上は外れているものの、不離脱現象の効果により外れたはずの仲間が残っています。結局仲間を減らすことなくマクシムスと対峙することになります。
仲間がいるのにもかかわらず、マクシムス戦は主人公1人からの戦闘となります。
仲間が次々と戻ってくるわけですが、パーティーにいた3人の後に見かけだけ外れていた仲間も入ってきます。
これで増殖が成功します。(総人数+3)
仲間が戻ってくる前にマクシムスを倒しても、増殖は成立します。
ちなみに、増殖が成立するとキャラの配置がおかしくなります。
増殖によってパーティーの人数が6人になってしまうので、これ以降パーティーの再編成ができなくなります。
(余録1・突入する人数と増殖するキャラ数の関係)
5人パーティーで行った場合、最後のキャラが1人増殖します。
4人パーティーで行った場合、最後のキャラが2人増殖します。
2人パーティーの場合、最後のキャラは不離脱現象を起こしうるキャラ、すなわち加入制限にかからないキャラに限定されます。この場合は最後のキャラが2人増殖します。
(余録2・レオニード増殖)
誰を増殖してもよいわけなので、レオニードも増殖できます。
レオニードには、灰になっても陣形技が使えるという奇妙な特徴があります(参加しているように見えるだけでダメージは減っている)。
では、陣形技要因が全員レオニードで、しかも全員灰になっていたらどうなるでしょう。
陣形技は撃てるもののダメージは与えられません。
陣形WPはしっかり搾られます。
なんとグラフィックでは味方を攻撃しています。
対象が生きたキャラの時は喰らいポーズを取りますが、ダメージはありません(0の表示もなし)。
というわけで全く役に立ちませんでした。隠れた状態でダメージが出れば無敵だったのですが。
ちなみにレオニードがレオニードから吸血しても効果はありません。まぁ、そりゃそうでしょうね。
3.最終戦検証
ロマサガ3の最後を締めくくる最終ボス「破壊するもの」は、その多彩かつ凶悪な攻撃手段でプレイヤーを苦しめてきます。
しかし、この戦闘にはもう1つプレイヤーに不利な要因があります。
この戦闘は一部の例外を除いて「6人の」ベストメンバーでは挑めないようになっています。
ケース別に見ていきましょう。
ケース1.主人公がサラでない場合
主人公がサラでない場合は、少年の邪魔が入ってベストメンバーで挑むことができなくなります。
少年が仲間になるのは、
- 5人以下パーティーか、またはサラを含む6人パーティーで、最後の四魔貴族(幻影)を倒したとき
- アビスナーガを倒した直後
このどちらかです。
ところが、実はb.のアビスナーガ戦直後に、他のキャラとは比較にならないほど強引に仲間になります。
どれくらい強引かというと、
- 四魔貴族戦後アビスに飛ばしたり、仲間にした後でパーティーから外したり、LP0にして殺害したとしても、黄京のイベントで復活する。
- アビスナーガ戦直後のパーティーが6人であったとしても、仲間を一人置き去りにして少年を連れて行かなくてはならない。
こんな具合です。
要するに不離脱現象なしでは、アビス突入時のパーティーに必ず少年が入ってくることになります。
しかも、少年は最終戦戦直前になって強制的に外れてしまいます。
つまり、最終戦は5人パーティーで挑むことになります。
こうなるとコマンダーモードでは実質4人で戦うことになりますから、コマンダーモード本来の実力を発揮できません。
ファイターモードは5人で戦いますから影響なさそうに見えますが、控えによる支援効果(→詳細は「コロタンの部屋」)が期待できなくなってしまいます。やはりパワー不足は否めません。
ケース2.サラが主人公の場合
その一部の例外というのがこれです。
主人公がサラの場合(ゲーム開始時にサラを選んでそのまま進めた場合)は、6人パーティーで最終戦に臨むことができます。
しかし6人とはいっても、この戦闘はサラコマンダーというかなり特殊な形式をとります。
まず、強制的にサラがコマンダーとなり前線から外れてしまいます。
陣形技、陣形変更、バックパックが使えるのは普通のコマンダーモードと同じです。
一方で陣形技に参加しないキャラはファイターモード同様、個別に操作できます。
また、コマンダーモードの大きなメリットであったターン終了後の状態異常やHPの回復がなくなります。なぜか玄武陣によるHP回復もなくなってしまいます。
サラはコマンダーとなってしまいますから、サラのコマンダーとしての能力(陣形技習得と増幅レベル)を上げておき、サラ以外の前線要因を5人用意するのが得策だと言えます。
ケース3.主人公変更でサラを主人公とした場合5)
最後の四魔貴族(幻影)戦に勝利すると、ケース1のときと同じように少年をかばって自らアビスゲートに飛び込むのですが、サラは主人公であるためパーティーから外れません。
このときサラの装備品が外れます。アイテム欄か倉庫のどちらかにありますから、すぐに回収できます。
さて、そのまま黄京城に突入します。
ここからの展開はケース1と同じになります(主人公がサラであるため、セリフがかなり不自然になります。)。
パーティーが6人だと1人置き去りにしなくてはなりません。
最終戦はさらに凄いことになります。
サラが向こう側に「も」いて、少年が破壊するものに引き寄せられます。
この時点で、パーティーの人数が5人になります。
その後、装備と陣形を確認して再び決戦の場に向かいます。
各キャラのセリフの後戦闘が始まるのですが、これがさらに特殊な戦闘となります。
まず、基本的にケース2のサラコマンダーと同様になります。
パーティーが5人であるため前線には4人しかいないはずですが、なぜか5人目がいます。これはモニカの姿でユリアンという名前が表示される、通称ユリアンモニカです。ユリアンモニカは全く戦闘能力がない上に、1撃でも攻撃を受けると死亡してしまいます。
サラコマンダーもコマンダーモードも、死者が出ると陣形変更が不可能になります。
これでは戦いにくくて仕方がありません。
4.不離脱現象による最終戦対策6)
最後の4魔貴族戦、遅くとも黄京突入までに不離脱現象を起こしておけば、ケース1とケース3の障害が解消されます。
アビスナーガ戦直後での少年の強制加入では、1人残すように要求されますが、不離脱現象によりパーティーが完全固定されていますから、黄京突入前の6人でアビスに入ることができます。
最終戦直前での少年の強制離脱も、少年がいないため回避されます。ケース3のユリアンモニカの出現も同様に回避されます。
以上のように、不離脱現象を利用することで、黄京突入直前の戦力を完全に維持したまま最終戦に挑むことができるようになります。
Special Thanks
- 主変サラの最終戦の不具合は、おょに行けさんが発見されたものです。
- 不離脱現象での不具合回避を確認するにとき、Anagramさんに協力していただきました。