前説「人数制限」の問題点
1.はじめに
これまでバグレベルアップと加入制限を切り離して解説しました。
しかも、人数制限という言葉を使っていません。
他のHPでバグレベルアップの情報収集された方は、「人数制限はどうした?」「人数制限とバグレベルアップの関係は?」という疑問があるはずです。
これには2つ理由があります。
- そもそも人数制限という考え方に問題がある。
- バグレベルアップの条件を加入制限で説明するのはナンセンス。
このページでは、人数制限説(とでも呼んでおきましょうか)が抱える問題点を、「よくある質問」を通じて指摘します。
バグレベルアップと加入制限の関係は、バグレベルアップと加入制限で解説します。
2.よくある質問
- Q1:人数制限って何ですか?
- A1:仲間にしたことのあるサブキャラが増えていくと、これまでに仲間にしたことがないキャラが仲間にならなくなることがあります。これが人数制限です。
- Q2:具体的に何人で人数制限がかかりますか?
- A2:詳しくはわかりませんが総人数20人程度です。主人公キャラ(メインキャラ)8人ははじめからカウントされており、これに仲間になったサブキャラの数を加えます。これが総人数です。
- Q3:バグレベルアップの条件に「人数制限を超えること」とありますが、これはどういう意味ですか?
- A3:人数制限にかかっても強制加入キャラは仲間にすることができます。彼らを仲間にすることで人数制限を超えた状態となり、バグレベルアップが可能となります。
強制加入キャラとは、イベントの進行上必ず仲間になるキャラのことです。シャール、ミューズ、ツィーリン等が該当します。 - Q4:タチアナ、詩人、ポール、ウォードはどうですか?
- A4:その4人は強制加入キャラではありませんが、ハーマンやロビン(太)は強制加入キャラです。ロビン(太)はロビン(細)に制限がかかると仲間にできなくなるので注意が必要です。
- Q5:ティベリウスは強制加入キャラですか?
- A5:いいえ、強制加入キャラではありません。人数制限にかかります。
- Q6:彼を入れたらバグレベルアップが起こりましたが?
- A6:あれ?
これらの問答が一度にでてくることは稀ですが、単発で出てくることはよくあります。
突っ込みを入れやすくするために、まとめて並べてみました。
3.人数制限説
人数制限説では、「仲間になる条件を満たしたキャラが仲間にならない」という不可解な現象を人数制限と呼んでいます。
定義自体は前に説明した加入制限と全く同じです。
問題はその中身、考え方です。
人数制限では、全てのキャラが次の3つに分類されます。
- 制限がかかるキャラ
- 強制加入キャラ
- はじめから加入したことになっているキャラ
(1)は一般的なサブキャラ、(2)はミューズやシャール、ツィー リンなどのサブキャラ、(3)は、主人公として選べる8人のメインキャラ、という分類です。
(1)に属するキャラのみ、人数制限にかかって仲間にできなくなるわけです。
人数制限という概念が浸透した後、バグレベルアップとの関係が指摘されました。
その内容は次の通り。
まず、任意のキャラが人数制限にかかるまで仲間を増やす。ここでいう「仲間を増やす」とは、このレポートでの「総人数を増やす」に相当します。
誰かが人数制限にかかるようになったら、強制加入キャラを仲間にして「人数制限を超えた状態」にします。
これでバグレベルアップができるようになります。
4.問題点
上記の「よくある質問」で人数制限説の問題点の一端を見ることができます。
ティベリウスを例に取ると、
- 彼は人数制限にかかる。⇒(1)制限にかかるキャラに分類される。
- 彼を加えるとバグレベルアップができるようになった⇒(3)強制加入キャラに分類される。
どちらも事実ですが、キャラの分類で矛盾しています。
なぜこんなことが起こったのでしょう。
問題点その1…人数制限という言葉の問題
たとえば、「人数制限2000人のコンサート」はどのように解釈されるでしょうか。
2000人までは会場に入ることができ、2001人目からは入れない事になります。
言い換えると、2000人というただ1つのボーダーラインで線引きがされることになります。
Q&Aでも、人数制限はその意味で使われています。
ボーダーラインは1つしかないことが前提となっているため、Q2では、細かいことを言わずに「人数制限は何人?」、つまり、「(1)の人数制限にかかるキャラは仲間を何人まで増やすと仲間にならなくなるのか?」と聞けばよいわけです。
一方、A2では「○人」とだけ答えておけばよいわけです。
さて、ここで疑問が2つ。
- 条件を満たしたキャラが仲間にならない現象の原因が、人数のみである保証はあるのか?
- 「人数制限」と言うからには、「人数だけ」が原因であることを示さなくてはなりません。人数以外に線引きすべきものがあるなら、人数制限という表現は不適切です。
加入制限の「例外」を見てください。総人数という概念だけでは説明できない例が3点もあります。 - ボーダーラインは本当に1つだけか?
- これは、加入制限で完全に否定されています。ボーダーラインは複数存在します。
総人数22人以上で仲間にできなくできなくなるキャラのほかに、総人数23人以上で仲間にできなくなるバイメイニャンとぞう、総人数24人以上で仲間にできなくなるヤンファン(例外あり)、総人数25人以上で仲間にできなくなるティベリウス、というように、人数制限説で想定していたキャラ分類よりはるかに複雑な構成になっています。
人数制限という言葉は「ボーダーラインはただ1つ」と解釈されるため、ただ1つのボーダーラインを求めて調査が行われます。ところがこれではいつまでたっても、正解にたどり着けません。
そのため、A2のように「20人程度」という頼りない回答が返ってくるわけです。
問題点その2…強制加入キャラの定義
強制加入キャラという表現は、よくよく考えてみるとあいまいです。この言葉は次の2通りに解釈できます。
- プレーヤーに選択権がなく、問答無用で加入してくるキャラのこと
- 人数制限にかからないキャラのこと
この2つは同じものではありません。
タチアナ・詩人・ポール・ウォードとロビン(太)の例を見れば、はっきりと違いが見えてきます。
前者は「問答無用で加入してくるが、人数制限(正しくは加入制限)にかかる」キャラで、後者は「プレイヤーに選択権があるが、人数制限に(同上)かからない」キャラです。
強制加入キャラというだけでは、どちらのことなのか判断できません。このため、Q4以降のような解釈の食い違いがしばしば見られます。
以上の理由から、人数制限や強制加入キャラという言葉を使わないことにしました。
人数制限は、誤解を招きにくい「加入制限」に置き換えて、再定義しました。
強制加入キャラ(後者の解釈)は、「加入制限にかからないキャラ」と表現しています。